多趣味肉の2021年上半期ラノベ感想
- 2021/08/14
- 19:45
今年に入ってから某緑の妖怪さんに影響されてラノベにハマってるお肉です。
上半期にラノベをちょこちょこ読んだので、お気に入り作品でもまとめようかと思い、久々ブログ更新。
2021年1月~2021年6月にかけて読んだ中で気に入った作品を15作品挙げていきます(といっても旧作ばかりですが)
ちょこちょこ読んでみた結果、自分は、シリアスを引っ張り過ぎない。ギャグ系。ファンタジー系あたりが好きなんだなと。そういった作品ばかりがピックアップされています。
参考にしても良いし、趣味が真逆の人はこいつが絶賛しているから合わないなと見ても良いし。軽い気持ちでどうぞ
1.天才王子の赤字国家再生術 ~そうだ、売国しよう~(GA文庫)
天才だけど偉くなりたくない&やる気がない主人公が何故か国のトップになって幼馴染と一緒にどんどん出世していく話。
有能であり、事態が深刻になっていくほど持ち前の頭の良さで上手くやるため、主人公がサボろうとすればするほどどんどん国が発展して、多忙になり、周りから尊敬されるという。こういうの好き。
ちゃんと幼馴染を大事にしてるのが点数高い。もうお前ら結婚しちゃえよと毎巻言いたくなります。
敵側に魅力的キャラが多いのもGOOD。類は友を呼ぶのか、腹黒かったり濃かったりする強敵が多めです。
2.可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(MF文庫J)
清純なヒロインとのロマンチックな恋愛話・・・と見せかけて最終的にヒロインの性癖のやばさがそのロマンをぶち壊しにするお話。パンツを落とした子を探せば探すほど酷くなっていくという。現実はこんなもんです。いやケーキ君普通に羨ましい。
どのヒロインもぶっとんでいるけど恋愛に関してはそれなりに真剣です。ギャグ、恋愛、エロスの3つが合わさった作品。匂いフェチの子や首輪をつけた子は可愛いと思う。最後のデートはオチが酷すぎて笑った。男がやったら捕まるやつや。
犬耳に首輪つけた先輩の挿絵はとても可愛いと思いました。非合法な天然ロリって表現はセンスあるなと。
3.王国へ続く道1 (HJ NOVELS)
元剣闘士が脱獄して冒険者として生きるお話。強さ、女、金を求めて戦うストレートな話。美人がいれば助けるし(ただし体を要求する)、可愛い子が困っていたら助けるし。金を使って体を要求することに抵抗は無いし、本能のままに冒険している感じがすごい。乗っている馬まで人間の女好きという。
主人公が元剣闘士で盗賊なんかも経験済みだから見た目からしてゴツいという。強くて夜の行為も荒々しいのも納得。女好きだからトラブルも向こうから来るし、金を稼ぐ為に強さを発揮しているとどんどん出世していくしで、本能のままに生きている感魅力です。
4.さくら荘のペットな彼女 (電撃文庫)
天才(だが変人)が集う寮で取り柄の無い主人公が、引っ越してきた絵の天才(生活能力0)のヒロインの面倒を見ながら、日常を過ごし、将来について考えたりする話。
周りと比較して将来に悩んで色々上手くいかなくて。巻を増すごとに新しい悩みを抱えた子が入ってきて、今までいなかった普通の女の子が増えて賑やかになっていくのは青春だなと。天才系の変人と普通の人が混じると色々トラブルも起きるけど、なんだかんだで何とかなるものです。若者らしくて良いじゃないか。私こういうの好きよ。
主人公は夢に向かって進んだり、新キャラも夢に向かって進んだり。登場人物が少しずつ成長していて眩しい。主人公よりサブキャラの恋愛の方が気になるラブコメとかどうなってやがる。
5.あるいは現在進行形の黒歴史 ―殺戮天使が俺の嫁?― (GA文庫)
絶賛厨二病中の残念すぎるおバカな妹の妄想ノートが具現化して解き放たれた為、殺戮の天使と共に聖天使と堕天使を捕らえにいく話。妹と天使全員が残念な性格をしてるから主人公のツッコミが輝くね。ギャグ7、シリアス3くらいの割合で書いたらしいけどほぼギャグ。たまにラブコメ。
ビキニを目隠しにしてスイカ割りをしたり、べろちゅーをしたいが故に能力を使って脅したり。暴力とセクハラと厨二能力が飛び交う世界。これ堕天使うんぬん以前に変人だらけだよね。
ちなみに自分はアイシャ派です。ええ子や・・・最終巻でもアレだったけどええ子や。
妹は表紙で私はヒロインです!みたいな顔をしているけどセクハラとトラブルメーカーしかしてね~ぞ。
6.食い詰め傭兵の幻想奇譚1 (HJ NOVELS)
所属していた傭兵団が壊滅して冒険者として食っていく話。いきなり挨拶や野営もまともに出来ないパーティーに入ることになったり、性能は良いけど手入れしてない武器で戦う羽目になったり。冒険してる感が出てた。
死んだって仕方ないからやれるところまでやってみるかのノリで死にそうになりながらも危機を乗り越えるのが魅力。ゴブリンの繁殖方法とか、洞窟に挑む際の視点とか、細かい描写が自分好みなやつ。ダメなパーティーは素人冒険者の主人公よりダメだけど、ベテランは主人公よりしっかりした視点を持ってたり。主人公も元傭兵だから冒険者より優れている部分があったり。サブキャラも立っていて色々自分好みなやつ。
ヒロインもちょっとSっ気入った腹黒だし。まあ、ロレン君超優良物件だものね。
7.芸人ディスティネーション (ガガガ文庫)
鳴かず飛ばずの芸人を10年ほど続けている主人公が、メンヘラ系の彼女にフラれたと思ったら新しい弟子に押しかけられて何だかんだ言いつつもアドバイスしたり、ドタバタした日常を送る話。主人公もヒロインもその周りもテンション高めの変人が多いから読んでて楽しかった。
ライターが芸人なのでネタが微妙に生々しい。一か月の給料が1万8千円とか、芸人だけだと食べていけないから朝からバイトをしているとか後輩に奢ってもらっていて何とも言えない嫉妬をしているとか。同じ業界で上手くいっている人を見て自分の現状に不安になる描写とか心がこもってた気がした。
トラブルに対して、誰もが幸せになれる完璧な回答を出すのではなく、自分なりに動いて、自分なりに心の整理をつけてヨシみたいな展開が多い。ただ10年芸人をやってるだけあってストーカー気味に押しかけてきたヒロインの面倒をちゃんと見てアドバイスしてあげるのはエライ。
主人公はマッシュルームカットにダサいTシャツ(作中でもネタにされてる)なので格好良さを求めてはいけません
8.クズと天使の二周目生活 (ガガガ文庫)
売れない芸人のまま、日々誰でも出来る仕事で食いつないでいた主人公が、天使のミスで10年前から人生をやり直すことになって、後悔していた様々な出来事を変えていく話。二周目ハードモードという謳い文句の割には上手くいきすぎている気がするけど、キャラのコンプレックスとか内面の書き方が好き。
書いているのが実際に芸人をやってる人なので、キャラの内面の書き方が面白いです。ヒロインがわざわざおっさんに憑依し出すのは芸人魂なんだろうか。(ラノベだから気にならないけど)
仲間と一緒にやってきたラジオが終わるから最後に思い出に残ることをやるとか、2周目だからこそ失敗することが分かっているラジオを経験して強くなっていく話とか全体的に温かい話も沢山あります
9.女神の勇者を倒すゲスな方法 (ファミ通文庫)
題名に釣られて購入。題名の割に主人公がいる魔王サイドは綺麗だったけど。ええ、ゲスなのは主人公だけで他の子達は清らかです。
教会側の上が出世欲にまみれてるわ敵を倒すためなら民衆を犠牲にするのを躊躇わないわ、魔王側の方が目立ったら嫉妬して狩りにくるわで、敵の勇者側がゲスい。聖女様もイラストは可愛いのにクッソ性格悪いから。まあ遺伝選別と洗脳教育で性格悪くなるのも納得なんだけど。これくらいの緩さで敵が性格悪いと読みやすくて良いですな。1冊通してゲスいことをしている相手を倒す爽快感が良いね。
勇者や魔王が普通にいる世界だけど、剣や魔法でチャンバラはほぼなし、最後の盛り上がり所も戦わないで作戦を立てて追い詰めてたし。まあ、魔王サイドが綺麗といってもラブコメしたりセクハラしたりするのはよくあること。聖女を性女にしてやるぜは笑った。
おっぱい大きい子が基本性格悪いので(たまたま)アリアンちゃんを応援してあげたい。
10.ダンジョンバトルロワイヤル~魔王になったので世界統一を目指します~ (HJ NOVELS)
滅びかけてる世界で神様の気まぐれで人類側と魔王側(社会に馴染めなかった元人間)の二つの陣営に分かれて戦う話。
魔王側の繋がりは基本無く、ダンジョンで配下や罠を作って人類を倒す。人類側は魔王を倒して食糧事情を改善するみたいな流れ。配下育ててダンジョン育てるゲームが好きな人向けかも。
序盤はルールを覚えつつ主人公が黙々と人類を撃退していく感じだったけど、2巻以降は自我を持つ仲間も増えてどんどん面白くなっていくという。レベルが上がれば強くなるし、引きこもっているだけが魔王じゃないぜ。
仲間になる前はやられ役っぽいのが多いのに、シオンの元で適切に指揮されると太陽の如く輝くこの感じ良いぞ。
11.いっき LEGEND OF TAKEYARI MASTER(桜ノ杜ぶんこ)
ゲームのコミカライズ、ですが元がFCのアクションゲーで資料が薄っぺらい紙1枚しか無いのに、しっかりした1冊になっているという。何で一揆を一人で行ってるんだよとか、何で主人公が竹槍で戦ってるんだよとか、何で敵が忍者なんだよとか、原作のツッコミどころを無理やり理由づけして違和感が無い内容に仕上がってるという。
コミカライズといいつつ元のゲームにほぼストーリーが無いから時代劇がメインになってる。そら八公二民とかされたら一揆起こすわ。一人で一揆起こすわ。
鎌と竹槍で敵の忍を倒すし、最強武器はこの2つで間違いなし。なお原作は敵キャラを倒すのはどうでもよくて、フィールドの小判を集めるとステージクリアらしい。流石にその設定を生かすのは無理だった模様。権兵衛とタエのラブコメっぷりも良かったです。
12.異世界の迷宮都市で治癒魔法使いやってます(モンスター文庫)
主人公がスケベすぎて、住んでた治癒院のおねーさんにセクハラかまして追い出されたからちみっこ奴隷を買って何とか日々のお金を稼ぐ話。主人公がとにかく本能第一に生きてるから女の子と会うと胸とか体とかに視線がいくし、会話よりセクハラや女の子に蔑んだ目をされるとかそういうおバカなノリが多め。
異世界で迷宮探索がメインの題名通りの話なんだけど、性欲とか人間らしい汚い部分が多いのが好き。性欲処理の話とか色仕掛けに負けて値引きされる話とか、回復魔法で直るとはいえ、体の一部を食いちぎられる話とか。主人公が煩悩全開だけど、女の子が困ってたりするとたまに格好いい。
女の子への肉欲と、奴隷少女の前では見栄を張る本能に忠実な感じが好き。奴隷少女を奴隷紋を使って無理やり逃がそうとしたり、治癒魔法使ってどこまでも粘ろうとするし。やるときは格好良いのよね主人公。普段はちみっこダークエルフに守られてばかりだけど。
13.勇者と魔王のバトルはリビングで(HJ文庫)
勇者の血を引く主人公が、父親の陰謀で送られてきた魔王達とイチャイチャしながら暮らす話。勇者の壮大な能力が8割がたヒロインとのイチャラブとツッコミに使われるという。見た目普通なのに喜んでるのが勇者の能力でバレバレだったり。この二人は早くくっついてしまえ。
主人公はライトニングブレイブとサウザンドワーズの使い手・・・と言えば聞こえは良いけどライトニングブレイブ=ツッコミ役、サウザンドワーズ=舌先三寸と訳されるようなノリ。この2つで主人公の性格はだいたい分かると思う
家事万能(マイティガード)料理最高(ウエポンマスタリー)を持つ最強のライバルイスカちゃんに勝てるのか。まあブレイクスルーのせいで別の意味で濃いキャラになってるけど。
どこかで見たようなコントがいくつかあるのはご愛敬。モブがノリが良いのも良く、イチャラブ成分とギャグ成分と男の娘成分が美味しいです。
14.私はサキュバスじゃありません(ヒーロー文庫)
魔王との戦いで記憶喪失になったサキュバスの血を引く魔法使いのお話。記憶を失ってるにも関わらずサキュバスの本能は残っているから男女問わずセクハラするわ、問題発言するわ、セクハラするわ、媚薬を盛るわセクハラするわで酷い(褒め言葉)。
記憶を失う前の話と記憶を失った後の話が交互に行われるから、これでも大人しくなったんだなと。エロ師匠と呼ばれていたり、サドキングと呼ばれていたり。元勇者の仲間に(主に夜伽の技術で)尊敬されて危険人物扱いされてる理由もよく分かりますね。女の子と本番まで行くし危険人物やんけ。たまにツッコミが関西弁になるのも好き
勇者の仲間の中で一番実力があって、一番強くて、一番夜の技術があって、一番の問題児だった状態での記憶喪失だから記憶喪失後も全ての分野において優秀でどんな問題も一発解決するのよね。爽快感抜群。まあ、問題解決した後に新しい問題を作るような子なわけですが
セックルは当たり前のようにしているのに、直接の描写が無いのでとても健全なラノベです。
15.ラノベ部(MF文庫)
ラノベに全く触れたことが無い女の子がラノベ部に入って日常を過ごす話。1話ごとに短編集になっていて、ネコミミ少女はどっちの耳で会話を聞いているのか議論したり、ラノベの影響でスポーツをするようになったり、ラノベを初めて買う主人公に対して、ラノベは表紙で選んでも良いし、あらすじで選んでも良いし、タイトルで選んでも良いとラノベの良さを伝えていたり。ラノベを通しての友人との会話を楽しんでいる感が良い。百合好きとBL好きとスポーツ少年とが混じってる部だから、リレー小説とか書き出したらえらいことになるし。そういう日常良いよね。
美少女なら何をしても許されるのです。例え腐女子でも。例えう○こー!と叫んでも。絵は可愛いのにライターのせいで中身が酷い(誉め言葉)
幼なじみの恋愛要素もこっそり入っています。
2021年上半期はこの辺が特に好きでした。他にも色々と好きなのがありましたが、延々と描き続けることになりそうなのでこの辺で。
今のペースで2021年後半もラノベを読み続けて同じような感想を書きたいものです。2021年前半お疲れ様でした。
上半期にラノベをちょこちょこ読んだので、お気に入り作品でもまとめようかと思い、久々ブログ更新。
2021年1月~2021年6月にかけて読んだ中で気に入った作品を15作品挙げていきます(といっても旧作ばかりですが)
ちょこちょこ読んでみた結果、自分は、シリアスを引っ張り過ぎない。ギャグ系。ファンタジー系あたりが好きなんだなと。そういった作品ばかりがピックアップされています。
参考にしても良いし、趣味が真逆の人はこいつが絶賛しているから合わないなと見ても良いし。軽い気持ちでどうぞ
1.天才王子の赤字国家再生術 ~そうだ、売国しよう~(GA文庫)
天才だけど偉くなりたくない&やる気がない主人公が何故か国のトップになって幼馴染と一緒にどんどん出世していく話。
有能であり、事態が深刻になっていくほど持ち前の頭の良さで上手くやるため、主人公がサボろうとすればするほどどんどん国が発展して、多忙になり、周りから尊敬されるという。こういうの好き。
ちゃんと幼馴染を大事にしてるのが点数高い。もうお前ら結婚しちゃえよと毎巻言いたくなります。
敵側に魅力的キャラが多いのもGOOD。類は友を呼ぶのか、腹黒かったり濃かったりする強敵が多めです。
2.可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(MF文庫J)
清純なヒロインとのロマンチックな恋愛話・・・と見せかけて最終的にヒロインの性癖のやばさがそのロマンをぶち壊しにするお話。パンツを落とした子を探せば探すほど酷くなっていくという。現実はこんなもんです。いやケーキ君普通に羨ましい。
どのヒロインもぶっとんでいるけど恋愛に関してはそれなりに真剣です。ギャグ、恋愛、エロスの3つが合わさった作品。匂いフェチの子や首輪をつけた子は可愛いと思う。最後のデートはオチが酷すぎて笑った。男がやったら捕まるやつや。
犬耳に首輪つけた先輩の挿絵はとても可愛いと思いました。非合法な天然ロリって表現はセンスあるなと。
3.王国へ続く道1 (HJ NOVELS)
元剣闘士が脱獄して冒険者として生きるお話。強さ、女、金を求めて戦うストレートな話。美人がいれば助けるし(ただし体を要求する)、可愛い子が困っていたら助けるし。金を使って体を要求することに抵抗は無いし、本能のままに冒険している感じがすごい。乗っている馬まで人間の女好きという。
主人公が元剣闘士で盗賊なんかも経験済みだから見た目からしてゴツいという。強くて夜の行為も荒々しいのも納得。女好きだからトラブルも向こうから来るし、金を稼ぐ為に強さを発揮しているとどんどん出世していくしで、本能のままに生きている感魅力です。
4.さくら荘のペットな彼女 (電撃文庫)
天才(だが変人)が集う寮で取り柄の無い主人公が、引っ越してきた絵の天才(生活能力0)のヒロインの面倒を見ながら、日常を過ごし、将来について考えたりする話。
周りと比較して将来に悩んで色々上手くいかなくて。巻を増すごとに新しい悩みを抱えた子が入ってきて、今までいなかった普通の女の子が増えて賑やかになっていくのは青春だなと。天才系の変人と普通の人が混じると色々トラブルも起きるけど、なんだかんだで何とかなるものです。若者らしくて良いじゃないか。私こういうの好きよ。
主人公は夢に向かって進んだり、新キャラも夢に向かって進んだり。登場人物が少しずつ成長していて眩しい。主人公よりサブキャラの恋愛の方が気になるラブコメとかどうなってやがる。
5.あるいは現在進行形の黒歴史 ―殺戮天使が俺の嫁?― (GA文庫)
絶賛厨二病中の残念すぎるおバカな妹の妄想ノートが具現化して解き放たれた為、殺戮の天使と共に聖天使と堕天使を捕らえにいく話。妹と天使全員が残念な性格をしてるから主人公のツッコミが輝くね。ギャグ7、シリアス3くらいの割合で書いたらしいけどほぼギャグ。たまにラブコメ。
ビキニを目隠しにしてスイカ割りをしたり、べろちゅーをしたいが故に能力を使って脅したり。暴力とセクハラと厨二能力が飛び交う世界。これ堕天使うんぬん以前に変人だらけだよね。
ちなみに自分はアイシャ派です。ええ子や・・・最終巻でもアレだったけどええ子や。
妹は表紙で私はヒロインです!みたいな顔をしているけどセクハラとトラブルメーカーしかしてね~ぞ。
6.食い詰め傭兵の幻想奇譚1 (HJ NOVELS)
所属していた傭兵団が壊滅して冒険者として食っていく話。いきなり挨拶や野営もまともに出来ないパーティーに入ることになったり、性能は良いけど手入れしてない武器で戦う羽目になったり。冒険してる感が出てた。
死んだって仕方ないからやれるところまでやってみるかのノリで死にそうになりながらも危機を乗り越えるのが魅力。ゴブリンの繁殖方法とか、洞窟に挑む際の視点とか、細かい描写が自分好みなやつ。ダメなパーティーは素人冒険者の主人公よりダメだけど、ベテランは主人公よりしっかりした視点を持ってたり。主人公も元傭兵だから冒険者より優れている部分があったり。サブキャラも立っていて色々自分好みなやつ。
ヒロインもちょっとSっ気入った腹黒だし。まあ、ロレン君超優良物件だものね。
7.芸人ディスティネーション (ガガガ文庫)
鳴かず飛ばずの芸人を10年ほど続けている主人公が、メンヘラ系の彼女にフラれたと思ったら新しい弟子に押しかけられて何だかんだ言いつつもアドバイスしたり、ドタバタした日常を送る話。主人公もヒロインもその周りもテンション高めの変人が多いから読んでて楽しかった。
ライターが芸人なのでネタが微妙に生々しい。一か月の給料が1万8千円とか、芸人だけだと食べていけないから朝からバイトをしているとか後輩に奢ってもらっていて何とも言えない嫉妬をしているとか。同じ業界で上手くいっている人を見て自分の現状に不安になる描写とか心がこもってた気がした。
トラブルに対して、誰もが幸せになれる完璧な回答を出すのではなく、自分なりに動いて、自分なりに心の整理をつけてヨシみたいな展開が多い。ただ10年芸人をやってるだけあってストーカー気味に押しかけてきたヒロインの面倒をちゃんと見てアドバイスしてあげるのはエライ。
主人公はマッシュルームカットにダサいTシャツ(作中でもネタにされてる)なので格好良さを求めてはいけません
8.クズと天使の二周目生活 (ガガガ文庫)
売れない芸人のまま、日々誰でも出来る仕事で食いつないでいた主人公が、天使のミスで10年前から人生をやり直すことになって、後悔していた様々な出来事を変えていく話。二周目ハードモードという謳い文句の割には上手くいきすぎている気がするけど、キャラのコンプレックスとか内面の書き方が好き。
書いているのが実際に芸人をやってる人なので、キャラの内面の書き方が面白いです。ヒロインがわざわざおっさんに憑依し出すのは芸人魂なんだろうか。(ラノベだから気にならないけど)
仲間と一緒にやってきたラジオが終わるから最後に思い出に残ることをやるとか、2周目だからこそ失敗することが分かっているラジオを経験して強くなっていく話とか全体的に温かい話も沢山あります
9.女神の勇者を倒すゲスな方法 (ファミ通文庫)
題名に釣られて購入。題名の割に主人公がいる魔王サイドは綺麗だったけど。ええ、ゲスなのは主人公だけで他の子達は清らかです。
教会側の上が出世欲にまみれてるわ敵を倒すためなら民衆を犠牲にするのを躊躇わないわ、魔王側の方が目立ったら嫉妬して狩りにくるわで、敵の勇者側がゲスい。聖女様もイラストは可愛いのにクッソ性格悪いから。まあ遺伝選別と洗脳教育で性格悪くなるのも納得なんだけど。これくらいの緩さで敵が性格悪いと読みやすくて良いですな。1冊通してゲスいことをしている相手を倒す爽快感が良いね。
勇者や魔王が普通にいる世界だけど、剣や魔法でチャンバラはほぼなし、最後の盛り上がり所も戦わないで作戦を立てて追い詰めてたし。まあ、魔王サイドが綺麗といってもラブコメしたりセクハラしたりするのはよくあること。聖女を性女にしてやるぜは笑った。
おっぱい大きい子が基本性格悪いので(たまたま)アリアンちゃんを応援してあげたい。
10.ダンジョンバトルロワイヤル~魔王になったので世界統一を目指します~ (HJ NOVELS)
滅びかけてる世界で神様の気まぐれで人類側と魔王側(社会に馴染めなかった元人間)の二つの陣営に分かれて戦う話。
魔王側の繋がりは基本無く、ダンジョンで配下や罠を作って人類を倒す。人類側は魔王を倒して食糧事情を改善するみたいな流れ。配下育ててダンジョン育てるゲームが好きな人向けかも。
序盤はルールを覚えつつ主人公が黙々と人類を撃退していく感じだったけど、2巻以降は自我を持つ仲間も増えてどんどん面白くなっていくという。レベルが上がれば強くなるし、引きこもっているだけが魔王じゃないぜ。
仲間になる前はやられ役っぽいのが多いのに、シオンの元で適切に指揮されると太陽の如く輝くこの感じ良いぞ。
11.いっき LEGEND OF TAKEYARI MASTER(桜ノ杜ぶんこ)
ゲームのコミカライズ、ですが元がFCのアクションゲーで資料が薄っぺらい紙1枚しか無いのに、しっかりした1冊になっているという。何で一揆を一人で行ってるんだよとか、何で主人公が竹槍で戦ってるんだよとか、何で敵が忍者なんだよとか、原作のツッコミどころを無理やり理由づけして違和感が無い内容に仕上がってるという。
コミカライズといいつつ元のゲームにほぼストーリーが無いから時代劇がメインになってる。そら八公二民とかされたら一揆起こすわ。一人で一揆起こすわ。
鎌と竹槍で敵の忍を倒すし、最強武器はこの2つで間違いなし。なお原作は敵キャラを倒すのはどうでもよくて、フィールドの小判を集めるとステージクリアらしい。流石にその設定を生かすのは無理だった模様。権兵衛とタエのラブコメっぷりも良かったです。
12.異世界の迷宮都市で治癒魔法使いやってます(モンスター文庫)
主人公がスケベすぎて、住んでた治癒院のおねーさんにセクハラかまして追い出されたからちみっこ奴隷を買って何とか日々のお金を稼ぐ話。主人公がとにかく本能第一に生きてるから女の子と会うと胸とか体とかに視線がいくし、会話よりセクハラや女の子に蔑んだ目をされるとかそういうおバカなノリが多め。
異世界で迷宮探索がメインの題名通りの話なんだけど、性欲とか人間らしい汚い部分が多いのが好き。性欲処理の話とか色仕掛けに負けて値引きされる話とか、回復魔法で直るとはいえ、体の一部を食いちぎられる話とか。主人公が煩悩全開だけど、女の子が困ってたりするとたまに格好いい。
女の子への肉欲と、奴隷少女の前では見栄を張る本能に忠実な感じが好き。奴隷少女を奴隷紋を使って無理やり逃がそうとしたり、治癒魔法使ってどこまでも粘ろうとするし。やるときは格好良いのよね主人公。普段はちみっこダークエルフに守られてばかりだけど。
13.勇者と魔王のバトルはリビングで(HJ文庫)
勇者の血を引く主人公が、父親の陰謀で送られてきた魔王達とイチャイチャしながら暮らす話。勇者の壮大な能力が8割がたヒロインとのイチャラブとツッコミに使われるという。見た目普通なのに喜んでるのが勇者の能力でバレバレだったり。この二人は早くくっついてしまえ。
主人公はライトニングブレイブとサウザンドワーズの使い手・・・と言えば聞こえは良いけどライトニングブレイブ=ツッコミ役、サウザンドワーズ=舌先三寸と訳されるようなノリ。この2つで主人公の性格はだいたい分かると思う
家事万能(マイティガード)料理最高(ウエポンマスタリー)を持つ最強のライバルイスカちゃんに勝てるのか。まあブレイクスルーのせいで別の意味で濃いキャラになってるけど。
どこかで見たようなコントがいくつかあるのはご愛敬。モブがノリが良いのも良く、イチャラブ成分とギャグ成分と男の娘成分が美味しいです。
14.私はサキュバスじゃありません(ヒーロー文庫)
魔王との戦いで記憶喪失になったサキュバスの血を引く魔法使いのお話。記憶を失ってるにも関わらずサキュバスの本能は残っているから男女問わずセクハラするわ、問題発言するわ、セクハラするわ、媚薬を盛るわセクハラするわで酷い(褒め言葉)。
記憶を失う前の話と記憶を失った後の話が交互に行われるから、これでも大人しくなったんだなと。エロ師匠と呼ばれていたり、サドキングと呼ばれていたり。元勇者の仲間に(主に夜伽の技術で)尊敬されて危険人物扱いされてる理由もよく分かりますね。女の子と本番まで行くし危険人物やんけ。たまにツッコミが関西弁になるのも好き
勇者の仲間の中で一番実力があって、一番強くて、一番夜の技術があって、一番の問題児だった状態での記憶喪失だから記憶喪失後も全ての分野において優秀でどんな問題も一発解決するのよね。爽快感抜群。まあ、問題解決した後に新しい問題を作るような子なわけですが
セックルは当たり前のようにしているのに、直接の描写が無いのでとても健全なラノベです。
15.ラノベ部(MF文庫)
ラノベに全く触れたことが無い女の子がラノベ部に入って日常を過ごす話。1話ごとに短編集になっていて、ネコミミ少女はどっちの耳で会話を聞いているのか議論したり、ラノベの影響でスポーツをするようになったり、ラノベを初めて買う主人公に対して、ラノベは表紙で選んでも良いし、あらすじで選んでも良いし、タイトルで選んでも良いとラノベの良さを伝えていたり。ラノベを通しての友人との会話を楽しんでいる感が良い。百合好きとBL好きとスポーツ少年とが混じってる部だから、リレー小説とか書き出したらえらいことになるし。そういう日常良いよね。
美少女なら何をしても許されるのです。例え腐女子でも。例えう○こー!と叫んでも。絵は可愛いのにライターのせいで中身が酷い(誉め言葉)
幼なじみの恋愛要素もこっそり入っています。
2021年上半期はこの辺が特に好きでした。他にも色々と好きなのがありましたが、延々と描き続けることになりそうなのでこの辺で。
今のペースで2021年後半もラノベを読み続けて同じような感想を書きたいものです。2021年前半お疲れ様でした。